報告

◆9月17日
前日の情報収集の結果、最も被害が大きい「かにた婦人の村」にメンバー9名全員で訪問、ワークを行った。(かにた婦人の村については、前報告に貼ってあるリンクを参照)。午後は昼食をいただき、入浴後、それぞれ帰途についた。

【現況報告】かにた婦人の村は使用中の6つの寮や作業棟・教会等、多くの建物が屋根の被害を受けた。ひとまずブルーシート等でカバーはしているが今後要補修。補修には相当な費用が必要だと思われる。礼拝堂はステンドグラスが破損。内部にも雨漏りや、破損した窓から雨水が入り込み、事務棟では印刷機器が故障。床が反りあがるなどの被害が出ている。食堂棟も利用できなかったが、現在は床にブルーシートをひくなどの応急処置で利用している。入所者にも疲れが蓄積され入所者同士のいざこざも起こっている模様。職員が入所者に「笑顔で過ごしていけるといいね」と声掛けをするシーンも見られた。
 支援物資については、近隣で購入できるようになっている。また届けられた物もあまり気味の様子。カップラーメンなど、高齢の入所者が食べることができなさそうな物資も散見された。

【ワーク:瓦礫回収】(三浦・寒河江・川上侑・田名)
敷地内に飛んできたトタン等を回収。
【ワーク:屋根裏にたまった雨水のかき出し】(佐藤・川上野ゆり・東・玉置)
@ガラスの処分。飛散したガラスをがら袋に入れて処分するため大きいものを割った。
A屋根裏にたまった雨水のかきだし。屋根の破損により屋根裏に水が溜まり3階の部屋まで雨漏りしたため水をかき出した。狭いため寝転がって塵取りで隙間から外に出したり雑巾に雨水を含ませたりして排水。狭い場所での作業に苦戦したがひとまず全てかき出すことができた。また平行して業者が屋根の様子を見に来てくれていたがいつ直るか・・・今後雨の予報もあるため今回水をかき出せてもどうなるか・・・と心配されていた。
B雨漏りした3階の部屋の片付け。Aの雨水が3階の部屋に雨漏りしたとのこと。昨夜休もうとベットに行って気付きブルーシートや雑巾で対応したとのこと。そのブルーシートを拭いて片付けた。
(施設の方の部屋のようで雨漏りの前はガラスが飛散していたためここしばらく床で寝ていたとのこと。)
【所感】
 京葉中部教会の山本光一牧師によれば、「一般的に被災支援は『モノ』『金』『人』だと言われるが、物はあまり気味になってきている。今は『人』が必要かもしれない。ただし、点在する集落で被災が起こっており被災状況の全体像がわからない」とのこと。京葉中部教会では、9月19日に信徒5名と共に、かにた婦人の村でのボランティアを予定。長くかかりそうなので、今後も週1度のペースでボランティアに行く予定。四街道教会の寒河江健牧師も、今後の継続支援の可能性について、検討中とのことでした。
 被害の大きかった、かにた婦人の村から今後、献金・募金のお願いが出される可能性もあると思われます。
 山本牧師が「不肖京葉中部教会、先週で被災者をやめまして、今週は攻勢に転じたいと思います」と語る通り、今回、若手教職が遠方から、訪問とボランティアをしたことによって、現地にいる人たちの状況把握の助けとなり、また助け合う働きを喚起する結果となったことは、もっとも重要な働きの一つであったと言えるのではないでしょうか。お働きに感謝いたします。

ながくら 2019/09/19(Thu) 05:26 No.888
処理 記事No 暗証キー

- JoyfulNote -