関東地域の同信会若手教職が、予定されていた研修会を急遽、被災支援に切り替えて、現在千葉南房地域で現状視察と支援ボランティアに入っています。関東教区からは、桐生東部教会の三浦啓牧師と、長岡教会の玉置千鶴子牧師が、9月15日から現地入りしています。
新潟地区と群馬地区では、今回の支援について、バックアップ体制を取り、若手教職の働きを支えたいと願っています。
本日9月16日の報告が玉置牧師より入りました。玉置牧師のメモと電話での聞き取りをもとに以下の報告を作成しましたので、シェアします。(元は、新潟地区MLに投稿したものです)。記すのを忘れましたが、支援物資については十分なものが贈られてきており、外部からの物資支援は現在必要ない状況のようです。
【概要】
◆今回被災支援に集合したメンバーは以下の通り(9名)。
寒河江健(四街道教会) 、西川優嗣(四街道教会高校生)、
三浦啓(桐生東部教会)、玉置千鶴子(長岡教会)
川上野ゆり(矢吹教会)、川上侑(矢吹教会)、東昌吾(流山教会)
山口和憲(相武台教会。本日のみ)、島田直(霊南坂教会。本日のみ)
また明日は、佐藤倫子(国分寺教会)、田名希(東大和教会)が合流予定。
その他、中外日報記者、石辺次郎氏も今夜合流した。
◆本日の活動(9月16日)
四街道教会に集合後、本日は、無牧師の保田教会に向かうメンバーと、
房総半島の教会・関係施設問安のメンバーに分かれて行動した。
◆保田教会(地図→http://chiba-shiku.org/church/%E4%BF%9D%E7%94%B0%E6%95%99%E4%BC%9A/)
無牧師の保田教会は、屋根瓦の飛散、窓ガラスの破損などにより、教会内が雨漏りや吹き込んだ雨により水びたしに。
教会周辺に在住している会員はいないが、松戸在住の会員の妹さんが様子を見に居ておられ、その方の依頼で、保田教会内外の応急処置のワークを行った。
また、近隣の方や地域の区長さんと出会うことができ、協力が得られた。
ワークの後に行ったスーパー銭湯には、断水の続く地域の方たちが来られていた。
◆房総半島教会・関係施設訪問
聖アンデレ教会、南房教会、かにた婦人の村、勝浦教会を訪問した。
特に、80名の方が生活されているかにた婦人の村の被害が大きく、建物が老朽化しており、ほぼすべての建物の屋根が破損するという状況。
明日(9月17日)はかにた婦人の村にて、飛散している枝木やトタン屋根の
除去作業をお手伝いすることとなった。
◆本日は京葉中部教会(山本光一牧師)にて宿泊
京葉中部教会は、二日で停電から復旧したため、停電の続く近隣地域のために
教会を開放し、シャワーの提供や炊き出しを行った。
炊き出しは2日間行ったが、利用者がいなくなったため、終了。
1食100円いただくことで、利用者も気兼ねなく利用していただけた様子。
◆明日(9月17日)の予定
明日は被害の大きかったかにた婦人の村で、飛散している枝木やトタン屋根を
除去するワークを行う予定。
◆参考:かにた婦人の村
「売春防止法で規定される要保護女子(自活困難な状況にあり、転落の恐れがある女性)の中でも、知的障害・精神障害を抱え、長期の保護による生活支援を必要とする女性を、1965年の開設以来、全国から受け入れ、支援しています。(1965年開設 定員100名)」
https://www.bethesda-dmh.org/shisetsu/#kanita
創設者の深津文雄牧師については以下のサイトに2000年8月に召天された時の記事があります。
ttp://bunka-isan.awa.jp/About/item.htm?iid=543
http://www.toyo-keizai.co.jp/news/essay/2000/post_3509.php
◆玉置牧師の雑感
保田教会のワークに参加しましたが、雨の中で雨具を付けての作業のため
雨と汗でびしょびしょになり、かなり体が冷えて大変でした。
ワークで出会った近隣の人たちや、スーパー銭湯で交わされた言葉の「お互い様」がいつも以上に、本当に身に沁みました。
そして、現地に行ってくださった方々、お疲れさまでした...
私も、北総分区の知り合いの牧師に連絡をとっていましたが、あまり詳しいことは、わかりませんでした。
ただ、被害は大きく、支区の三役が水などの物資をもってまわったという、報告だけは聞いていました。
なかなか動けなくて申し訳ありません。
新たな報告があれば、またシェアーしてください。