「どこまで、浸かった?」「年内、大工、入るか?(工事に入ってくれるか?)」「年内は無理だべ」 そのような会話が、日常の挨拶として交わされています。復興には、なお月日を必要とするなあと、感じさせられています。
教会(学園を含む)の現状を報告しておきます。学園(二葉こども園)の仮設園舎の解体が、11月9日(月)から行う予定になりました。それと、平行して、育ちサポートセンター(0〜2歳児保育室)、礼拝堂、そして、その後に、牧師館、各々の本格的な復興工事をすることになります。現在、各々の施設は何らかの形で使われていますので、各々の使い方、引越しなどを、今後検討していくことになります。
教会の礼拝は、ご支援を受け、休むことなく、行われています。10月からは、なるだけ、通常の集会・活動に戻していきたいと、考えています。毎日曜日、教会役員会と学園理事会を、合同で開催しています。復興の計画とともに、今後の教会の活動・行事の再検討を協議していくことになります。本日、学園も、保護者会役員会を開催し、今後のことを話し合う予定です。
さて、復興は「個性」があり、当事者の歩みを大切にしたいと、考えています。教会員も教職員も、仙台エマオで学んだように、「スローワーク」を大切にしたいと、願っています。しかしながら、無理がかかってしまうような現実もあります。
教会員のMさんは、高齢者施設で生活しておられました。水害により市内の病院へ移り(そこも浸水孤立したため)、筑波大学付属病院に移送されました。少し容態がよくなりましたので、取手市の病院に移りましたが、土曜日の夜遅く、天に召されました。一昨日、彼女の葬儀を執り行いました。一人ひとりの歩みは違い、無理のかかり方、疲れの度合いも、違います。教会員、教職員、園児ご家族、関係者の、
健康と歩みをお覚えいただけますならば、幸いです。
最後になりましたが、私事ながら、私たち夫婦のことを記しておきます。すでに牧師館で生活していますが、10月になって、自炊できる態勢になりました。また、今週5日(月)新しいボイラーが入り、
シャワー・風呂なども、使えるようになりました。ご心配をおかけしていますが、少しずつ復興は進んでいます。ありがとうございます。