三浦啓牧師からの報告(1)

関東教区派遣で、胆振東部地震の支援に入ってくれています桐生東部教会の三浦啓先生からのレポートをシェアします。

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胆振東部地震被災支援報告です。

 9日(日)の朝、三浦が桐生でハイエースをレンタルしました。よりたくさんの支援物資を運ぶためです。前日にドラッグストアーなどで北海教区から要請のあった支援物資を購入していたので、それらの物資をハイエースに積み込み、群馬地区講壇交換礼拝を守るため前橋中部教会へ向かいました。支援物資を準備するにあたり、北海教区から要請のあった物だけではなく、中越地震や中越沖地震、東日本大地震で避難生活や被災支援の経験が豊かな新井純先生(世光教会)、長倉望先生(新潟教会)からもいろいろなアドバイスをいただき、結果、被災地のニーズに合った物をお届けすることができました!

前橋中部教会で礼拝、交わりの時を持ち、前橋のホームセンターでさらに必要な物資を買い足し、ハイエースで仙台へ向かいました。仙台港でSCFの野田沢主事と待ち合わせ、支援物資を載せた野田主事のレンタカーと私のレンタカー2台でフェリーに乗りました。フェリーの中は被災地に行くだろう自衛隊や警察の方々も多く乗船していました。

10日(月)の11時に苫小牧港に到着し、苫小牧港で待っていてくださった高濱心吾先生(札幌元町教会)、井石彰先生(苫小牧弥生教会)、石田歩先生(厚別教会)、斎藤開先生(美馬牛福音伝道所)と合流し、苫小牧弥生教会へ移動しました。そこで野田主事のレンタカーの荷物を斎藤先生が乗ってきたトラックに積み替え、厚真町役場に向かいました。道中、新潟地区被災支援担当の長倉先生、群馬地区長の川上盾先生に連絡し、関東教区からの支援物資の合計金額が(この時点で)411,539円かかっていることを報告し、どこから支出するか相談しました。また支出については後日相談したいと思っています。(※9月11日の常置委員会において、この物資費用については関東教区が負担し、同時に関東教区は、関東教区初動支援募金を諸教会に募ることになりました。)

 苫小牧から厚真町までは車で約1時間かかります。途中、小西陽祐教区幹事も合流しました。厚真町役場に着き、斎藤先生のトラックの支援物資をおろし、支援物資を置くスペースにどんどん支援物資を置いて行きました。同日から支援物資が届き始めたみたいで、ボランティアの方が仕分け作業に走り回っておられました。また、ボランティアの受付も同日から始まった様子でしたが、どのようなボランティア内容なのかはわかりません。かなり多くの(北海道内からの)自衛隊の方々が役場周辺に来ており、仮設トイレや風呂などを設置していました。役場の方に話を聞くと、必要な物資は集まりつつあるとのことでした。が、この時点で下着が足りていないとのことでした。3、4日洗濯物をためて、近くの町のコインランドリーまでバスを出すなど計画があるようですが、替えの下着や肌着が不足しているようです。それらの下着や肌着は北海教区内で呼びかけ、集めるようです。また、少しずつ寒くなって来ているので、羽織れる物も必要とのことでした。また、シェービングクリーム、リップクリーム、肌に塗るクリーム、コスメセットなどが不足しているとのことで、すぐに北海教区のブログにそれらの物資が必要だと呼びかけていました。厚真町では断水が1ヶ月かかる見込みらしく、1100人が避難されているので必要となる物資はいろいろ変わっていくだろう、とのことでした。

 また、厚真町には物資が届き始めたけど、まわりのむかわ町や穂別などには物資があまり届いていないかもしれない、とのことだったので、三浦のハイエースの支援物資は下ろさずに、むかわ町役場へ向かいました。厚真町からむかわ町へは1時間ちょっとかかります。むかわ町役場に行くと自衛隊の方々が少しいましたが、あまり人は多くありませんでした。むかわ町役場へ避難されている人は130名ほどだそうです。必要とされている支援物資を下ろしてむかわ町を後にしました。

 小西幹事がむかわ町の近くの平取町の萱野茂記念館で復旧活動をされていた三浦忠雄先生(留萌宮園教会)に連絡をすると、少し人手がいるとのことだったので、むかわ町から平取町へ移動しました。萱野茂記念館で地震のために展示用のガラスのケースが2つ倒れて割れたため、少し離れた別の建物から大きなガラスのケースを2つ軽トラックで運ぶお手伝いをさせていただきました。お手伝いを終え、平取町から札幌にあるクリスチャンセンターに移動しました。道中、道路のひび割れや段差が多くあり、今回の地震の大きさを感じました。また、今回の地震による土砂災害により不明となっていた最後のお1人が同日発見され、胆振東部地震による死者は40人となりました。亡くなられたおひとりおひとりのご冥福と残された方々に大きな慰めが与えられますようにと祈りたいと思います。

19時頃、北海教区事務所のあるクリスチャンセンターに到着し、被災地をまわったメンバーと北海教区三役、胆振東部地震対策会議のメンバーで対策会議を行いました。まず、同日1日の動きと現地の状況が報告され、今後必要になってくることについて、今後の動きについて話し合いました。支援物資については上記の必要な物資を集めてこの週の金曜日に厚真町役場へ運ぶことが確認されました。それ以外は当面様子見で必要に応じて札幌から運ぶことになると思います。だいぶいろいろな物は入ってきている感じです。また、厚真町役場では、役場の方々がかなりしっかり避難所について運営しており、外部団体が入って行ってなにかできるのか不透明な部分もあるため、しばらくは週に2回、札幌から厚真町役場へ通い、現地の状況把握や何かできることはないか伺い、関係性をつくっていくことを細く長く行っていくことを確認しました。また、あらためて北海教区内の教会、伝道所の被災(被害)状況を把握することに努め、ブログによって教区内外に北海教区の状況をお伝えしていくことが確認されました。また、被害状況の調査や修繕に費用がかかることも見越して献金の呼びかけも行なっていくとのことでした。

 教団からは雲然書記が慰問に来られる予定だそうです。他教区、カナダ合同教会、台湾基督長老教会などから祈りとメッセージが寄せられていることも報告されました。ちなみに、札幌では地割れや液状化現象、地盤沈下など見られますが、数日続いた停電は解消されています。しかし、北海道内ではまだ停電している町もあり、北海道全体の電力を満足に補うことがまだできないため、計画停電や省エネ対策がいろいろ考えられています。コンビニやスーパーは開いているところもありますが、食品が品薄の店もまだあります。ガソリンは当初入手困難で、開いているガソリンスタンドに2時間以上待ち、20リッター限定の給油が行われていたようですが、ガソリンの不足は解消されたようです。

11日(火)も4人(北海教区から2人、SCFから2人)が厚真町を訪問することになっています。三浦は11日は札幌のいくつかの教会や教会の付帯施設を周り、夕方に小樽から車と共にフェリーで出航し、12日の朝に新潟港に到着します。その足で新潟教会に立ち寄り、新潟地区長、新潟地区被災支援担当の長倉望先生に被災地の様子をお伝えする予定です。その後、群馬へ戻ります。

北海教区の被災地へ通い続けてくださっているメンバーに疲れが見え、またそれぞれが被災している中で心身共に大変な状況を受け、翌週の厚真町への訪問の運転手や必要な働きを三浦が担わせていただくことにしました。16日に北海道へ行き、19日まで札幌に滞在し、北海教区でいろいろお手伝いさせてもらう予定です。

札幌出身ということ、北海教区にたくさんの知り合いがいるということで地震が発生した早朝から小西幹事や北海教区の皆さんと連絡を取り合い、何かお役に立てることがないかと考え、当時、北海道で物資が不足していたため、群馬で物資を買い揃え、北海道へ運ぶという支援につながりました。この支援を行うにあたり、過去のいろいろな災害で被災された経験、支援をされた経験のある方々、また関東教区内から遠く離れた北海道を思い、祈りと何か支援したいという方々の思いに支えられ、後押しされた“みんなの支援”となったように思います。

 たくさんの支援物資を購入する際、お店で驚かれもしましたが、「北海道の被災地へ支援物資をとどけるのです」と言うと、お店の方が「手伝います!」と真剣な顔で荷物を車まで運んでくださるということが何度かありました。みんなが北海道へ行けないまでも、被災地を心から心配していてくださるのだと北海道出身の私も胸が熱くなりました。

 西日本でも台風や雨の影響で被害が出ています。広範囲に及ぶこの夏の自然災害の被災地への支援は日々必要とされる物や働きが変化していくことと思います。しっかりと被災地にある方々と連携、連帯し、祈りと共にできる支援を皆で担い合っていきたいと思います。報道などでは建物や道路の状況、ライフラインや店の品揃えなどで「この町は大丈夫!」、「この町の被災状況は大変」と言われます。しかし、北海道全体が大きな地震に見舞われ、今も余震が続き、物の不足や幼稚園や学校の休校などにより非日常生活の中で被災された方々の心の復興にはまだまだ時間がかかります。「大丈夫」と言えるにはまだまだ時間と手厚い支援が必要だということ、被害の大きかった地域を支援しようと奔走する北海教区の皆さんひとりひとりも被災者なのだ、という視点を忘れずにいたいと思います。また、桐生東部教会も東日本大地震の時には全国の教会をはじめ、たくさんの方々にお支えいただきました。今度は何かお手伝いさせていただく側として、被災地の状況をたくさんの方々にお伝えし、しっかり支援の輪を広げていきたいと思います!

長倉望 2018/09/11(Tue) 18:02 No.616
Re: 三浦啓牧師からの報告(1)
やましたともひさはさぼにうすふうりょくはつでんをつかいいろいろなひとのたべるたいかんをとおざけかんかくにそのかわりすぽんじのきおくをいれていたこのことにきょうみのあるいりょうばんぐみのかんけいしゃがいるのか
さぼにうすたーびんたれんと 2019/11/29(Fri) 11:27 No.916
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本日、届きました
ヴィトンのパドロックを買いましたが、凄く丁寧に磨かれており新品品には見えません。梱包も丁寧出しまた機会がありましたらこちらのお店で商品を買いたいと思います
omega constellation link 2024/02/29(Thu) 12:50 Home No.1222
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