この掲示板にお知らせしてきましたように、先週、水海道教会学園 二葉こども園の新園舎が完成しました。本日(2月29日)から、新園舎の仮使用、保育が始まりました。従来のように、園児のご家庭近くまでの園バス送迎、水海道での給食も始まりました。
9月の水害から、一時移転(避難)の園生活という半年を経て、再び水海道に戻ることができました。皆さまのお祈りとご支援に感謝申しあげます。
【注】ただし、育ちサポートセンター(0〜2歳用の旧園舎)の復興工事が、少し遅れています。結果として、3月中、今年度の園児は、全員、新園舎で過ごすことになりました。なお、新園舎の外構工事も一部残っています。用品の未着もありました。整わない事項が種々ありますが、ともかく、新しい歩みの出発です。
前回の掲示にも書きましたが、一時移転(避難)も、今回の帰還も、いわば「着のみ着のまま」、人(園児)の移動が中心となりました。
水に浸かった用品などは全て入れ換えとなります。用品の納品・搬入、ピアノの移動などは、業者に依頼しました。
2月27日(土)午前、「新年度入園準備会」が礼拝堂で行われました。27日(土)28日(日)の午後、教職員は移転先で使っていた必要な備品のみを携え、新園舎での保育の準備をしました。
移転先の園舎(坂東市)にある保育用品や保管している備品は、そのままの状態です。――の引越は、3月21日(月)に行いたいと思います。後日、この掲示板にてお知らせいたします。お手伝いくださる方は、ご予定に入れておいてくださると、幸いです。よろしくお願いいたします。――
今年度の園児は、この1年の間に、4つの園舎を経験しました。旧園舎、建築のための仮設園舎、移転園舎、そして、新園舎です。3月17日に卒園式、18日に幼稚園の修了式を予定しています。
3月は、こどもたち・保護者とともに、思い出に残る一ヶ月を過ごしていきたいと願っています。
この間、私たちの園の復興事業に際しまして、様々な方々、常総市、坂東市、他のこども園関係者、茨城YMCAや全国のYMCA、茨城県や全国の教会(特に日本基督教団関東教区)、有志の方々から、たくさんの支援をいただきました。
水海道教会は、二葉こども園の復興を優先することを決定し、教会も二葉こども園のために多くの献金を捧げてくれました。教会の復興は、礼拝堂工事が4月、牧師館(園長が居住)工事はその後に実施することになると思います。
二葉こども園の園庭の整備などは、新年度の準備の3月、そして、一部は夏の期間に実施することになります。
教会の復興工事も、なお時間を要するでしょう。
今回の水害に際しましては、園児ご家庭、教職員、教会関係者、それぞれ約半数が直接的な被害を受けています。復興の取り組みにおいても、それぞれの歩みがあります。
今もなお復興途上にある方々の歩みを忘れることなく、私たちの歩みも進めていきたいと思います。また、復興事業の全てが、たくさんの方々のお祈りとご支援によって成されていることを感謝しまして、ひとまず中間の報告といたします。