水海道の現状

主イエスの御名を賛美いたします。

 皆さまのお祈り、ご支援に、感謝申し上げます。

 最初に、常総市の近隣の様子を、報告しておきます。
新年になって、同じ町内で、復興工事が始まった家屋が増えました。と同時に、更地になったままの土地も、随所に見受けられます。雨戸が閉まったままの家も随分あります。今もなお、借りあげられた仮設住宅、自分で確保したアパート、実家など、仮住まいの状態で生活しておられる方々がかなりおられます。
 私自身が自らの復興で手一杯で、地域の様子を丁寧に見られずにいるのですが、被害を受けた田畑の農作業もあまり進んでいないように思われます。
 全体としては、前にもまして、「閑散としている」という印象です。

 私たちのことですが、予定より少し遅れて、先週から、既存保育施設(5年前建設、0〜2歳児保育用)の復興工事が始まりました。新園舎の建築とともに、2月末の完成を目指しています。予定では、3月からの仮・使用を予定しています。
 認定こども園ですので、保育園は、日曜・祝日以外は保育があります。2月27日(金)までは坂東市の移転園舎で保育をし、2月29日(月)からは元の常総市での保育が始まります。前のような形で、給食も園バスの送迎も始める予定です。
 誤解を恐れずに言うと、私たちは、どうやら「着のみ着のみまま」、戻ってくる感じがします。道具棚・机・遊具なども水に浸かりましたので、建築を進めていただくとともに、今は園バスや保育用品を新たに準備することに追われています。2月末に納品されるもの、3月末の新年度準備に間に合わせられるかなど、様々やりくりをしながら準備を進めています。
 大まかに言えば、砂場の整備など、園庭の最終的な配置・整備は、幼稚園の休みの夏期間になると思われます。

 教会の礼拝堂の復興工事は、保育施設の工事が終了した、3月から始まります。牧師館の工事は、礼拝堂の工事終了後に予定をしていましたが、一番傷みも大きく、建替えの案も含め、2月の教会役員会で、再度、復興計画を検討することになりました。

 このように、復興の計画を検討したり、復興の歩みを進めることができるのは、皆さまのお祈りと、ご支援によるものです。心から感謝を申し上げます。

 なお、全国の皆さまから寄せられた関東教区の献金から、私たちの願いも聞いてくださり、昨年12月、被害を受けた水海道教会の関係者に、お見舞金をいただきました。一同、教会の連帯を深く覚えました。教会を代表して、改めて、御礼を申し上げます。

 最後になりますが、昨日の新聞報道で、東日本大震災の被災者のうち、今もなおプレハブの仮設住宅に約6万3000人が身を寄せているとの、記事を見ました。教会関係でも、復興後の返済に困難を覚えるとの声も、聞きます。
 各々の地に立っている教会・伝道所、関連施設の働きを、覚えます。
私たちも、主の交わりの恵みを感謝し、各々の地域の課題を共有しながら、私たちの今できる業に取り組んでいきたいと願っています。

 お祈りとご支援に感謝しつつ。在主。

加藤久幸 2016/02/02(Tue) 09:54 No.106
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