報告:開拓伝道協議会

 2016年6月26日(月)〜27日(火)、宇都宮東伝道所で、今年度の「開拓伝道協議会」が行われました。今年で38回目。 出席は教区内各地区から22名(内牧師は15名)。
 主題は「高齢者の伝道 ― 終活から新しい生命へ」  

 午後2時からの開会礼拝は、三村 修牧師(佐渡教会)による佐渡伝道の独特な取りくみと発想に刺戟を与えられた。
 主題に係る講演は、森田泰司牧師(宇都宮東伝道所)が担当。                  
 1977年に開設された伝道所の歴史と現状を語り、現在、礼拝出席が平均6名(90代1名、60代1名、80代求道中1名、牧師夫妻)という中での取りくみについて語られた。少子高齢化という日本全体の流れの中、それぞれの地域での、教会の取りくみの充実が重要な課題であることに思いを至すひとときであった。

 わたしは、53年前、西那須野教会の担任教師だったが、その頃、宇都宮東伝道所は、まだなかった。その頃の県の牧師会で、小山市の開拓伝道が決議され、真岡市への開拓伝道の話題が出ていた。
 第一日目に、3・11の被災から、新会堂を献堂された宇都宮教会を訪問して、木村太郎牧師と長老たちから献堂までの経緯の説明を受け、感謝。
 夜、ホテルでの現場報告。互いに伝道、牧会の紆余曲折を語らい、伝道への刺戟と励ましを与えられるひとときであった。

 二日目は、午前8:30から佐藤牧師による早天礼拝がまもられ、移動して被災し、新会堂を献堂された、宇都宮上町教会を訪問。川崎献一牧師は神学校の先輩の長男で、役員の国吉さんは、召された国吉牧師の風貌を思い出させなつかしかった。
 全体協議も良い語らいのひとときであった。
 閉会礼拝は、竹花基成牧師(委員長)が「幻がなければ、民は堕落する」と語り締めくくった。
 開拓伝道への幻は、続く――

 ※森田泰司牧師の講演を聞く ⇒ ここをクリック (約40分、35MB)
      音が出るまで少し時間がかかる場合があります。
   講演の後の質疑応答と話し合いを聞く ⇒ ここをクリック(約50分、45MB)
     一部音が低い箇所がありますので、イヤフォンで聞くことをお勧めします。

 ※開拓伝道協議会の案内(プログラム含む)を見る(PDFファイル) ⇒ ここをクリック

報告者:佐藤謙吉(群馬地区/島村教会牧師)


 
 

 開会礼拝で讃美歌を歌う


 

 講師の森田泰司牧師


 

宇都宮教会での様子


 

 宇都宮上町教会での様子



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